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2018.11.11 放送部

県高校放送コンクール結果報告

 

 秋の県大会が11月11日(日)に新潟明訓高校で行われました。テレビ番組部門で2年ぶりとなる1位を獲得しました。テレビ番組部門「栃尾の未来を照らせ!」は、3年間にもわたる取材活動の集大成。
 現2年生が入学する前、2代上の先輩達が取材・撮影した「栃尾ランプ祭り」のプレ開催から、今年の開催までを丹念に追った記録映像です。
 主人公は現在長岡高校3年生で、栃尾ランプ祭りを中学3年生の時に発案した一人の女子生徒。彼女の「栃尾を明るくしたい」という思いと、そのプランを実現させるために尽力した大人達の郷土に対する想いを5分間の番組に凝縮しました。暗い中で光るランプの灯りを高性能の4Kカメラで捕らえ、暖かい光を美しい映像で伝えることができました。
 台本を作るとともに自らナレーションを担当した部長の2年稲田早織(長岡刈谷田中)は「審査員からの『これこそドキュメント』とのコメントが嬉しかったです。先輩が残してくれた財産があったからこそ1位を取ることができました。審査員や作品を見た多くの人から褒めて貰えて嬉しかったです。次の大会に向けて手直しをして、さらに良いものを作りたいです。」と語る。
 稲田はこのランプ祭りを題材にアナウンス部門でも参加し奨励賞に入賞。北信越大会へ2年連続の出場権を獲得した。
 朗読部門では、1年の中西希々花(見附南中)が遠藤麻理作『自望自棄』から「パタパタ坊や」を読み、奨励賞に入賞し、同じく北信越大会へ。中西は「奨励賞は嬉しいですが3位(全国大会出場枠)には届かず悔しくもあります。もっと読みの研究をして次回はもっと高いところを目指して頑張りたいです。」と話す。
 また、上位大会出場は逃したものの、ラジオ番組部門で「栃尾手まりを救え!」が3位入賞。今年の4月から2年の西片みずき(長岡刈谷田中)を中心に取材を始め、稲田と1年の伊藤香凜(長岡大島中)の軽妙なナレーションで、栃尾地区伝統の「手まり」の魅力を伝えるとともに、後継者不足の現状を訴えた。
 アナウンス部門にも手まりを題材にして出場した西片は「ラジオ番組・アナウンス部門ともにあと一歩で上の大会に行けずとても悔しい。次の県大会では悔いの残らないよう全力で挑みたい。」と語る。
 先輩方の財産を後輩達がリレーして、大きく生かすことができました。時間をかけることは無駄で無いことを証明できたと思います。
 第15回北信越高等学校選抜放送大会は平成31年2月に福井県坂井市で、第43回全国高等学校総合文化祭放送部門は新元号元年の8月に佐賀県三養基郡基山町で開催されます。