はぎの通信 No.160(夢を見続けるという力)
はぎの通信 No. 160 (R8. 3.16)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
夢を見続けるという力(The power to keep dreaming)
3月に入り、長岡の空気の中にも、春の気配がようやく色濃く感じられるようになりました。厳しい冬を越えようとしている今だからこそ、皆さんに伝えたいことがあります。
それは、「どんな場所、どんな状況であっても、夢を見続けてほしい」ということです。
人は、自分の置かれた環境によって気持ちが左右されます。うまくいかないことが続けば、不満が生まれ、周囲のせいにしたくなることもあるでしょう。思い通りにならない現実に直面し、「どうせ無理だ」とあきらめたくなることもあるかもしれません。
しかし、夢を持ち続ける人は違います。たとえ今いる場所が理想とは違っていても、たとえ困難な状況にあっても、「自分はこうなりたい」「こんな未来を実現したい」と心に描き続けることができれば、不思議と日々の見え方が変わります。
夢は、単なる願望ではありません。夢は、自分の生き方を方向づける羅針盤です。目の前の勉強も、部活動も、友人との関わりも、「夢につながっている」と思えた瞬間から、意味を持ち始めます。そしてその意味に気づいたとき、人は自然と感謝の気持ちを持てるようになります。
勉強できる環境があること。支えてくれる家族がいること。ともに励まし合う仲間がいること。指導してくれる先生方がいること。決して当たり前ではありません。夢を持つ人は、それら一つ一つの存在に「ありがたい」と感じることができます。
感謝の心は、人を前向きにします。前向きな心は、行動を変えます。行動が変われば、人生は確実に動き始めます。
皆さんには、ぜひ「夢を見続ける人」であってほしいのです。今すぐに大きな夢でなくてもかまいません。「こんな自分になりたい」という小さな目標でもよいのです。それを大切にし、手放さずにいてください。
人生は、いつも順風満帆とは限りません。しかし、夢を見続ける限り、どんな場所でも、どんな状況でも、人は生き生きと生きることができます。
こんなことを書きながら、実は自分自身に語って聞かせているのです。本当は。
以上