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2026.02.24 校長ブログ

はぎの通信 No.157(挑戦する者だけが立てる舞台)

 

はぎの通信 No. 157  (R8. 2.24)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

挑戦する者だけが立てる舞台

A stage only those who take on the challenge can stand on

 

 22日に閉会式を迎えたミラノ・コルティナ冬季オリンピック、皆さんは見ていましたか。

開催中、冬の朝、目覚まし時計を止め、ニュースをつけるたびに、日本人選手のメダル獲得の報せが届いてきました。今回の冬季オリンピックでも、世界の大舞台で多くの日本人選手が躍動し、その活躍に胸を熱くしていた方も多かったことでしょう。氷上や雪上での一瞬の演技、一回の滑走、一度のジャンプ。その背後にある、何年にもわたる努力と鍛錬を思うと、ただ「すごい」という言葉では言い尽くせないものがありました。

 

 しかしその一方で、本番で思うような結果を出せず、肩を落とし、涙をこらえる選手の姿もまた、私たちは目にしました。実力は十分にある。練習では成功していた。過去の実績・結果もある。それでも、世界中の視線を浴びる舞台で、自分の持てる力をそのまま出し切ることは、どれほど難しいことでしょうか。プレッシャーとは、目に見えないけれど確かに存在する重圧です。その重圧の中で平常心を保ち、自分を信じて演技や競技に向き合うことは、並大抵のことではありません。

 

 私は、メダルを手にした選手だけでなく、悔し涙を流した選手にも、大きな拍手を送りたいと思います。なぜなら、そこまで努力を重ね、大舞台に立ったこと自体が、すでに大きな挑戦であり、誇るべき歩みだからです。

 

 皆さんの学校生活も、これと決して無関係ではありません。部活動の大会、日々の練習試合、定期考査、そして受験。本番で力を発揮することの難しさを、皆さんも経験しているはずです。「練習ではできたのに」「昨日は解けたのに」――そうした悔しさを味わった人もいるでしょう。

 

 だからこそ大切なのは、結果だけに一喜一憂するのではなく、そこに至るまでの過程をどれだけ真剣に積み重ねてきたか、そして失敗や悔しさから何を学ぶか、ということです。プレッシャーに打ち克つ力は、一朝一夕に身につくものではありません。日々の小さな挑戦、失敗からの立て直し、仲間との支え合いの中で、少しずつ育っていくものです。

 

 皆さん一人ひとりが、いずれ自分自身の「本番」に立つときがあります。そのとき、自分を信じられるだけの準備をしてきたと言えるかどうか。それが何よりの支えになります。

世界の舞台で戦う選手たちの姿を、自分の姿と重ね合わせながら、この冬を過ごしてほしいと思います。努力は決して裏切りません。たとえ結果が思い通りでなくとも、その経験は必ず次の力となります。

 

 中越高校での日々が、皆さんにとって「本番に強い自分」を育てる時間となることを、心から願っています。

以上