はぎの通信 No.154(「雪深し」の中で)
はぎの通信 No. 154 (R8. 2.2)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
「雪深し」の中で(In "Deep Snow")
皆さん、そして保護者・地域の皆さま、こんにちは。今冬は例年にも増して大雪の日が続いています。登下校の道、家の周り、通学路の景色は一面の白。朝、カーテンを開けた瞬間に「また積もったな」とため息が出た人も多いことでしょう。
本校の校歌の出だしは「雪深し…」という一節で始まります。中越高校に集う私たちにとって、この言葉は単なる風景描写ではありません。雪深い土地に生きるということは、自然の厳しさと向き合いながら、自分の足で一歩一歩前に進むことを意味しています。雪は時に私たちの行く手を阻み、普段当たり前にできていることを難しくします。しかし、その分だけ、工夫する力、助け合う心、そして粘り強さを育ててくれます。
生徒の皆さん。大雪の日の朝、早起きをして雪かきを手伝った人もいるでしょう。重い雪をどかしながら、「今日は大変だな」と思ったかもしれません。でも、その一つ一つの行動が、家族や地域の人の安全を支えています。誰かのために体を動かす経験は、教室では学べない大切な学びです。
勉強や部活動でも同じです。思うように成績が伸びない、練習しても結果が出ない。そんなときは、まるで深い雪の中を歩いているように感じるでしょう。しかし、雪道は一歩一歩踏みしめれば、必ず道ができます。昨日より半歩前へ。今日は無理でも、明日また挑戦する。その積み重ねが、やがて大きな力になります。
雪に負けない、というのは、雪を敵とみなすことではありません。雪と共に生き、雪の中でも自分らしく努力を続けることです。中越高校の先輩たちは、何度も厳しい冬を越え、そのたびに成長してきました。皆さんもまた、その系譜の中にいます。
大雪の続く今だからこそ、体調管理には十分気をつけてください。そして、困っている人がいたら声をかけ、支え合いましょう。雪深し...その言葉の先にあるのは、たくましく前に進む越高生の姿です。雪に負けず、共に頑張っていきましょう。
以上