はぎの通信 No.150(一瞬を大切に)
はぎの通信 No. 150 (R7. 12.25)
中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)
一瞬を大切に(Cherish every moment)
全国高校駅伝、21日(日)私も応援に行ってきました。京都・都大路を見事に駆け抜けた本校陸上競技部駅伝チームに心からの称賛とエールを送ります。サポートや応援に回った生徒の皆さんや教職員及び関係者の皆さまに、深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。そして、大変お疲れ様でございました。
さて、本日25日(木)より、本校は冬季休業に入ります。そして、昨日は2学期の終業式でした。そこで私がお話をした内容を整理して、改めて以下に記します。
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1 健康で、元気でいてください。
2 事件・事故のないようにしてください。
・年末年始でイベントや行事も多い
・人も大勢集まる時期
3 さて、今日は「地球の歴史」を題材に、皆さんに一つお話をしたいと思います。
地球が誕生したのは約46億年前と言われています。この長い年月を「1年」に縮めて考えるとどうなるか。実は、とても面白いことが見えてきます。
1月1日の午前0時に地球が生まれたとします。最初の生命が現れるのは……なんと、しばらくたった2月25日。生まれたばかりの生命は、まだ単純な“単細胞”でした。
その後、生命の歴史はずっとゆっくり進みます。多細胞生物が出てくるのは、11月20日。魚や昆虫が栄え始めるのは12月5日。そして恐竜が誕生するのは12月14日。恐竜が絶滅したのも12月26日です。
では、私たち人類はいつ登場したのでしょうか。
なんと 12月31日の朝6時。大みそかの朝です。
文明が始まるのは、もっと最近。農耕や牧畜が始まり、人々が村をつくるようになったのは 12月31日の夜11時54分、年越し6分前です。
そして「産業革命」はさらに最近で、23時59分30秒、あと30秒で新しい年が明けるという瞬間です。実際の歴史では、およそ 250年前、18世紀後半から19世紀初頭にかけて起こりました。蒸気機関が使われ、工場が生まれ、世界の生活が一気に変わった時期です。
そしてみなさんが今ここでこの話を聞いている「現代」は……
12月31日の23:59:59。まさに“最後の1秒”なのです。
こうしてみると、私たち人間の歴史は、地球の歴史から見るとほんの一瞬だということがわかります。地球に生まれてからまだ1日も経っていません。
では、こんな短い時間しか生きていない私たちに、どんな意味があるのでしょうか。
私は、だからこそ“この瞬間”を大切にしなければならないと思っています。
皆さんが過ごす今日1日、誰かにかける一言、挑戦するかどうかの小さな判断──そのすべてが、永い地球の歴史の中では一瞬でありながら、その一瞬をどう生きるかで人生の形は大きく変わります。
明日から冬休みが始まります。3学期に向けて英気を養い、そして「高校生活という限られた短い時間をどう過ごすか」を、ぜひ一度考えてみてください。短いからこそ、価値がある。私はそう思います。
それでは、よい冬休みを迎えてください。3学期、また元気に会いましょう。
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なお、この校長ブログ「はぎの通信」も、これからしばらく冬休みとさせていただきます。また冬休み明けにお会いしましょう。よろしくお願いいたします。
以上