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2025.11.04 校長ブログ

はぎの通信 No.143(挑戦する心がつくる未来 ― 駅伝連覇と記念野球試合の感動を胸に)

 

はぎの通信 No. 143  (R7. 11.4)

 

中越高等学校長 萩野 俊哉(はぎの・しゅんや)

 

挑戦する心がつくる未来駅伝連覇と記念野球試合の感動を胸に

A challenging spirit creates the future.

 

 秋の深まりとともに、校内では多くの部活動がそれぞれの舞台で輝いています。このたび、本校にとって大きな喜びとなる二つの出来事がありました。

 

 まずお伝えしたいのは、10月30日(木)に開催された「新潟県高等学校駅伝競走大会」において、本校男子チームが見事に大会2連覇を果たしたことです。選手たちは序盤から力強い走りを見せ、終盤まで一糸乱れぬチームワークで襷をつなぎました。結果は、自らが持つ大会記録を1分15秒更新という快挙。さらに2位に6分以上の大差をつける圧勝でした。選手たちのひたむきな努力、そして支えてくださった監督・コーチ・保護者の皆様に心から敬意を表します。日々の練習における地道な積み重ねこそが、この素晴らしい結果を生み出したのだと思います。選手たちの姿は、まさに「努力は裏切らない」という言葉を体現してくれました。日々の厳しい練習を重ね、仲間を信じて襷をつなぐ姿は、見ている者に深い感動を与えました。「最後まで全力を尽くすこと」、「仲間を信じて走り抜くこと」――この経験は、走った本人たちだけでなく、私たち全員にとって大切な学びになったと思います。

 

 もう一つの大きな出来事は、本校創立120周年記念野球対抗戦として11月2日(日)に南魚沼市のベーマガスタジアムにて行われた、名門・県立広島商業高校との交流試合です。雨天とグランドコンディションの関係で急遽の会場変更となりましたが、全国屈指の伝統校をお迎えしての記念試合は、互いの健闘をたたえ合う素晴らしい時間となりました。結果は0対1で本校チームの惜敗でしたが、選手たちは緊張の中にも堂々とプレーし、スタンドでは大勢の皆様が温かい声援を送ってくださいました。全国的にも名高い伝統校をお迎えし、堂々と戦う選手たちの姿は、まさに中越高校の誇りそのものでした。広島商業高校の皆さんの礼儀正しさ、そして全力でプレーする姿勢からも、多くの刺激を受けました。試合を通して生まれた友情と敬意の絆は、きっとお互いの学校にとってかけがえのない財産となることでしょう。広島商業高校の皆さまのご協力とご厚意に、心より感謝申し上げます。この試合はまた単なる記念行事にとどまらず、本校のさらなる発展と飛躍への契機となるものです。スポーツを通じた友情と敬意の交流こそ、教育の本質を映し出すものだと改めて感じました。

 

 創立120周年という節目の年に、このような成果と出会いを重ねられたことは、本校の歴史を支えてくださった多くの先人方の努力と、今を担う生徒たちの情熱がしっかりと結びついている証しです。駅伝チームの連覇も、野球部の堂々たる試合も、それぞれが「中越高校らしさ」を体現しています。それは、挑戦を恐れず、仲間と共に限界を超えようとする精神です。結果だけでなく、その過程にある努力、悔しさ、仲間との絆こそが、本当の成長を生み出します。生徒の皆さん一人ひとりが今、勉強や部活動、学校生活で向き合っている挑戦も、形は違っても同じです。うまくいかないことがあっても、それを乗り越えようとする気持ちが、未来の自分をつくっていきます。

 

 創立120周年という節目の年に、このような素晴らしい成果と出会いがあったことは、本校の歴史を支えてくださった先輩方への最高の報告です。そして今を生きる生徒の皆さんの頑張りが、次の時代の中越高校を築いていきます。

 

 これからも、一人ひとりが自分の目標に向かって挑戦し続ける学校でありたいと思います。生徒の皆さんの努力を、先生方も、保護者の皆様も、本校卒業生や地域の方々も、心から応援しています。

 

以上